2009年8月9日　
ハナ教会　2部礼拝　辛奉峻牧師
「神の奥義の管理者」
（Ⅰコリント4:1－5）

序論：どうやったらこの世を変え、現場を変えれるのでしょう。神様は災いの時代毎に重要な弟子をたてました。世を変える答えは人です。人を変えると現場が変わります。その人は神様の能力の働きを知って味わい、証明する契約の民です。このような契約の民を立てるのが神様の計画であり、教会がすべきことです。人を生かす祝福を味わうためにまず握らなければならないことがあります。

1. イムマヌエルの祝福。
(1)イムマヌエルを味わった聖書のレムナントたち
1)ヨセフ（創世記39章）：奴隷の身分で滅びるしかないエジプトの現場に行ったが、イムマヌエルの奥義を味わった（創世記39:2）。ポティファルがヨセプを見ながら神が彼と一緒にいらっしゃるのを見た。苦しみの現場である監獄に行ってもイムマヌエルを味わうとそこが出世の現場になった。→祈りの始まり：問題を握って最後まで祈らなければならない。そうすると福音の能力が体験でき、霊的なことを見る目が開くようになる。
2)ダビデ（詩篇23編）：サウル王が王権を持って自分を最後まで攻撃してくる途中にもイムマヌエルを味わった（詩篇23:1）。→問題には訳がある。諦めないで最後まで祈れば単なる答えを超えて神様のヴィジョンを発見するようになる。
3)エリシャ（列王紀下6章）：王は霊眼が暗くなり、民は苦しみの中にいるときに他の国々からの侵略まで受けイスラエルが危機にあう。そのときにイムマヌエルの奥義を味わい、天の軍隊が動員させる祝福を味わって、他の人の霊的な目まで開ける。
4)ダニエル（ダニエル書6章）：イスラエルの民たちが神様を仕えるのか、偶像崇拝の国に転落するのかという境でイムマヌエルの奥義を味わった。未信徒の王がダニエルがいつも仕えていた神様がダニエルを救ったのを体験した。→イムマヌエルの奥義を味わえると私が生きて他の人も生かすようになる。聖霊が臨むと力を受けて証人になれるように証拠を持つようになる。（使1:8）　
(2)イムマヌエルを味わうときに人々は私たちを「キリストのしもべ」であり、「神の奥義の管理者」と考えるようになります（1節）。
　1)神様が私を使っているということが私だけではなく、他の人々にも見えるようになる（霊権）。
　2)人々にそう見えるとき命を生かし、現場を変化させる働きが現れるようになる（ヨセフ、ダニエル、モセ）
　3)神様の奥義の一つ、キリストである。（コロサイ1:26－17、2:2）

2. キリストの奥義。
(1) キリストの奥義はこの地で生きていく間、また永遠に継続して適用しながら味わうべき奥義であります。
　1)キリストは神様として私にきてくださった。（真の預言者）
　2)キリストは十字架で亡くなられた方である（マルコ10:45、コロサイ1:13－14、真の祭司長）
　3)キリストは死とサタンの権威を打ち崩して勝利した証拠で生き返ってきた方である（真の王）
(2) キリストの奥義（能力）を持った者には忠実がついてくるようになります（2節）。
　1)神様に呼ばれた理由を知れば盲目的な忠実ではなく、真の忠実を捧げるようになる。
　2)忠実なしもべは裁きは神様に任して神様の働きを待つ（3－5節）。
　3)自分の価値（聖霊が内住・導き・働いて、神様の祝福を味わって世界を生かす人として呼ばれた）を知れば知るほど忠実なしもべとして生きていける。

結論：　世の中の人々の裁き、賞賛、世論などの言葉に自分を負かさないでください。キリストのしもべであり、神の奥義の管理者として私たちを大切に思う神様の祝福を十分に味わってください。また、キリストの奥義を子孫万代に伝える証人になりましょう。