2009年8月23日　
ハナ教会　2部礼拝　辛奉峻牧師
「神の国」
（Ⅰコリント4:14－21）

序論：神の国は言葉にはなく力にあるのです。この事実を握って現場に立てば必ずみなさんの現場に神の国が臨む祝福があるのでしょう。神の国は必ず力で現れます。
　コリント教会の一部は驕慢、知識、自慢に握られていました（18－19節）。パウロは世の知識と福音を確実に区分した人です。彼は世の知識では現場を変化させ、人を生まれ変われるようなことはできないという事実を知っていました。今の教会には福音が消え、世の知識が入っていて信徒たちはそれが全てであるように生活しています。救いの代わりに人生が、福音の代わりに立法が、みことばの代わりに行為が重視される時代です。神様は私たちの教会を通じて福音が回復されることを望んでいます。どうやったら神の力を味わって、神の国の答えを味わえるのでしょう。

1. 捨てるべきことがあります。
(1)持っていた力と背景を捨てた聖書のレムナントたち
1)ヨセフ　―　親の背景と楽である環境を捨てて、エジプトに奴隷として売られていくようにさせた
2)モーセ　―　エジプト王宮の大した力と背景を捨てて、ミデヤン広野に逃げるようにさせた
3)サムエル　―　家門の背景さえ捨てるように、幼いときから呼んで聖殿に居つくようにさせた
(2)「捨てなさい」の意味
　1)「あなたが持っているモノより大きい答えをあげるからあなたの全てを捨てなさい。」
　2)「運命に握られて救われていなかった状態にいるときに頼っていたのを捨てなさい」
　3)「サタンが乗ずる通路、サタンが好むキャラクターを捨てなさい」
(3) 自分を捨てるときから真の神の国と力が現れます。
　
2. 探し出すべきことがあります。
(1) 私の福音を探し出さなければなりません。
　1)福音（キリスト）は人間が解決できない絶対的問題を解決することである。
　2)キリストの奥義を悟ると問題を見る目が変わる。
　3)キリストの奥義を悟ると福音の中に全てがあるということに気づく（エペソ１：３）。
(2) 私の祈りを探さなければなりません。
　1)世の成功には限界があるため、祈りを通じて無限である神の力に負わなければならない。
　2)私たちにある問題を持って答えが来るまで、最後まで祈らなければならない。
　3)私たちが回復すべき祈り：定刻祈り、常時祈り、礼拝祈り、特別祈り
(3) 私の伝道を探さなければなりません。
1)神様の子供に起こる全ての事件に隠れている神の計画を探さなければならない（生活の伝道）
2)私の人生の理由と私の人生のストーリを持って私の伝道を探さなければならない。

結論：　私の福音と祈り、伝道を探した者は行く所々に神の力が現れ、神の国が臨みます。「神の国はことばにはなく力にあるのです」ということを是非握ってください。神の国の主人公は神様であり、その方がこの世に来たのがキリストです。その方を受け入れる者の中に、そして彼が行く全ての現場に神の国が臨むようになります。（マタイ12:28－30）